次世代Siri、ChatGPT最新モデル並みの性能を実現か?

次世代Siri、ChatGPT最新モデル並みの性能を実現か?

Bloombergの最新レポートによると、Appleの次世代SiriはChatGPTの最新バージョンと同等の性能を備える見込みだという。記者のマーク・ガーマン氏は、同社が過去6カ月でAI開発の遅れを大幅に挽回し、スイス・チューリッヒに設置したAI研究拠点を中心に“Siri専用”の新ソフトウェアアーキテクチャを開発中であると伝えている。

新たに採用される「モノリシック・モデル」は、従来の断片的に組み合わされたハイブリッド型アーキテクチャを刷新し、大規模言語モデル(LLM)エンジン上に完全に構築される。これにより、ユーザーとの自然な対話や複数情報の統合処理が飛躍的に向上し、従来のSiriが苦手としてきた高度な質問応答や文脈理解が可能になるという。

一方で、AppleがここまでAI開発で出遅れた背景には同社独特の企業文化とプライバシー重視の姿勢があるとされる。Appleは「完成形を見据えた開発」を旨とするため、試行錯誤を続けながら進化するAI分野とは相性が悪く、また顧客データ保護を最優先する 社内ポリシーが、モデル学習に必要な大量データの収集を制限してきた。

しかし、ガーマン氏は「過去6カ月でAppleはAI研究のギャップを急速に埋めつつある」と強調。2018年にGoogleのAI責任者ジョン・ジャナンドレア氏を招いた当時の期待から約7年、ようやく次世代Siriが主要競合に肩を並べる段階に到達しそうだと評価している。今後は同モデルの社内テストを経て、iOS 18以降のアップデートや別途発表されるAIプラットフォームとの統合が注目される。

Source: Bloomberg via MacRumors

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