Apple、外部リンクを許可する差止命令の執行停止を求めた控訴が却下される

Apple、外部リンクを許可する差止命令の執行停止を求めた控訴が却下される

Appleは、Epic Gamesとの裁判で下された差止命令に対する控訴中も、アプリが外部リンクを通じてApp Storeの手数料を回避することを引き続き許可しなければならない。

裁判官イボンヌ・ゴンザレス・ロジャース氏は、Epic対Appleの訴訟において、Appleが意図的に「アンチステアリング」行為に関する差止命令に違反したと判断した。Appleは規則の削除を命じられたものの、代わりに導入した新たなルールは開発者にとってあまりにも厳しく、実質的に活用しづらいものとなっていた。

Reutersの報道によると、Appleが控訴中にこの判決の執行を一時停止するよう求めた申し立ては却下された。米国控訴裁判所はAppleの要請を否定し、「我々は強く異議を唱える」との声明をAppleが出していた。

Spotifyなど複数のアプリはすでにこの新しいルールを活用しており、代替的な支払い方法を提供する自社サイトへのリンクを自由に設置できるようになっている。これにより、Appleへの手数料は一切発生しない。

Epic Gamesは、この判決を自社にとっての勝利と位置付けている。たとえiPhone上で独自のアプリストアを運営することはまだできないにせよ、少なくともFortniteを通じて外部リンクでV-Bucksを販売することは可能になった。

Appleのサービス収益には打撃となる可能性もあるが、ユーザーが実際にどれだけ外部リンク経由で購入するかは不透明だ。アプリやゲームから突然外部の支払いフォームに遷移することで、ユーザーが混乱する恐れもある。

WWDC 2025が月曜日から開幕する中、このような状況はAppleにとって開発者向けのイメージとして好ましいものではない。Appleは「開発者コミュニティを支援している」と表明しながら、同時に法廷でそのコミュニティと争っている格好となっている。

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