iPadOS 26 vs macOS Tahoe:ついにiPadに本格的なネイティブPDF機能が!

iPadOS 26 vs macOS Tahoe:ついにiPadに本格的なネイティブPDF機能が!

iPadをMac並みに強化する一環として、「プレビュー」アプリがiPadOSに移植──iPadOS 26とmacOS Tahoeの違いとは

Appleは、iPadをMacと同等のパワフルなデバイスに進化させる取り組みの一環として、macOSで長年親しまれてきた「プレビュー(Preview)」アプリをiPadOSにも導入しました。
この記事では、iPadOS 26とmacOS Tahoeにおける「プレビュー」アプリの違いについて解説します。

Macユーザーにはおなじみの軽量ビューア「プレビュー」

Macユーザーにとって「プレビュー」アプリは非常に身近な存在です。PDFファイル、文書、画像などを素早く確認するための軽量アプリとして長年活用されてきました。

Photoshopのような重いソフトを開いたり、PDFビューアーを別途インストールする必要もなく、一瞬でファイルを表示できる点が特長です。

また、動作が軽く目立ちにくいため、作業の途中でサッと使える便利さがあります。さらに、注釈を加えたり、メモを書き込んだりといった補助的機能も充実しています。

iPadOS 18までは専用の「プレビュー」アプリが存在せず

iPadOS 18以前では、専用の「プレビュー」アプリは存在していませんでした。iPadOSは「ファイル中心」ではなく「アプリ中心」のワークフローを採用しており、ファイルを開く前にすでに適切なアプリ内にいる構造だったためです。

macOSのプレビューで提供されているような拡張機能をiPadで利用するには、「ファイル」アプリでマークアップを使ったり、「メモ」アプリ内でPDFを調整するなどの代替手段が必要でした。

iPadOS 26でついに「プレビュー」アプリが登場

iPadOS 26では、ついに正式な「プレビュー」アプリがiPad上に登場しました。これは、iPadOSがさらなる生産性向上を目指す中で導入された新機能のひとつであり、iPadがMacの実用性に一歩近づいたことを象徴しています。

外観の違い:アプリ起動時のレイアウト

iPadOS版とmacOS版で最初に気づく大きな違いは、ファイルを開かずにアプリ単体で起動したときの画面の見た目です。

macOS版では、アプリを起動すると**「プレビューしたいファイルを選ぶダイアログボックス」が表示**されます。これは非常に実用的な仕様ですが、機能としてはそれ以上を求める必要がありません。

一方のiPadOS版では、macOSのようなダイアログ表示はできません。そのため、iPadではアプリとしてのUIを全面に押し出したレイアウトになります。画面上部1/3には「Preview」というアプリ名が表示され、下部2/3には開けるファイルのサムネイルやアイコンが並びます。

iPadOS 26 vs macOS Tahoe:ついにiPadに本格的なネイティブPDF機能が!

面左にはサイドバー表示用のボタンが用意されており、これをタップすると追加オプションが表示される一方で、画面上部の一部フィルターオプションが非表示になります。
このようにUIをすっきりと整理できる点は、iPadOSの洗練された設計の一例と言えるでしょう。

もちろん、「ファイル」アプリからPDFや画像などのドキュメントを選択し、インストール済みの他のアプリではなく「プレビュー」で開くことも可能です。

一度ファイルを開けば、macOS版・iPadOS版ともに非常に似た、ミニマルなインターフェースが表示されます。
両アプリとも、画面上部に機能アイコンが横一列に並び、閲覧中のコンテンツを邪魔しないような設計になっています。

Appleは、ユーザーの注意を“表示中のコンテンツそのもの”に集中させることを重視しており、他の機能は必要なときに使えるよう配置されているものの、視覚的な邪魔にならないように工夫されています。


プレビュー:iPadOS 26 vs macOS Tahoe ― 機能比較

macOS版の「プレビュー」は、本格的な編集機能までは備えていないものの、ドキュメントと多様に関わる手段が豊富に用意されています。
ファイルの種類に応じて、注釈(アノテーション)を加えることが可能です。

たとえばMacユーザーであれば、PDFファイルに対して:

  • ハイライトを引く

  • メモを追加する

  • マウスで手書きの線を描く

  • 図形(四角形、矢印など)を挿入する

といった操作をスムーズに行うことができます。

iPadOS 26 vs macOS Tahoe:ついにiPadに本格的なネイティブPDF機能が!

予想通り、iPadOS 26版のプレビューアプリも、macOS版とほぼ同等の機能を備えています。
一部、ツールアイコンの配置など細かな違いはあるものの、できること自体はほとんど同じです。

ただし、大きな違いのひとつがApple Pencilによるマークアップ操作です。
iPadでは、画面下部からマークアップツールを呼び出すことで、テキストボックスや図形の追加に加え、直接手書きで自由に書き込みを行うことができます
このインターフェースは、表示されるとすぐに描き始められる設計となっており、紙にメモするような感覚でドキュメントに注釈を加えることが可能です。

特に、写真上に修正ポイントやコメントを手描きで示すといった作業は、マウス操作よりもApple Pencilの方が直感的で自然です。

また、空欄が用意されたPDFフォームの入力にも、macOS・iPadOSともに対応しています。
両OSのプレビューアプリには、入力欄を自動検出してフォーム入力をサポートする機能があり、効率的に必要情報を書き込むことができます。

iPadOS 26 vs macOS Tahoe:ついにiPadに本格的なネイティブPDF機能が!

署名機能についても、MacとiPadの両方で利用可能です。あらかじめ登録しておいた署名をフォームに挿入することができ、
もちろん、iPad版ではApple Pencilなどを使って手書きで署名することも可能です。

UI面では、macOSではおなじみのメニューバーがあり、「プレビュー」で実行できるすべての機能が集約されています。
そしてiPadOS 26でも新たにメニューバーが導入され、同様の機能を提供しています。
これは、iPadを使い始めたMacユーザーや、業務効率を重視する上級ユーザーにとって非常に有益なアップデートといえるでしょう。


プレビュー:iPadOS 26 vs macOS Tahoe ― エクスポート機能の比較

注釈を加えたファイルはそのまま元の形式で保存することもできますが、iPadOS版・macOS版ともにエクスポート機能が充実しています。
どちらも、用途に応じてさまざまなドキュメント形式で出力することができます。

macOS版では、「別名で書き出し(Export As)」機能によりPDFやEPUB形式での出力が可能です。
さらに詳細な書き出しダイアログでは、XHTML、HTML、XML、JPEG、PNG、WEBPといった形式にも対応しており、非常に幅広いフォーマットの選択肢が提供されています。

iPadOS 26 vs macOS Tahoe:ついにiPadに本格的なネイティブPDF機能が!

iPadでは、エクスポートオプションは「共有シート」とメニューバー内の「書き出し」から利用可能です。
共有シートに表示されるオプションは、インストールされている他のアプリによって異なります。たとえば、「Wordに変換」や「WordでPDFとして開く」といった選択肢のほか、Acrobatの編集機能なども表示される場合があります。

一方、メニューバーの「書き出し」メニューでは、HEIC、JPEG、PDF、PNG、TIFFといった主要な形式が用意されています。


iPadOS 26 vs macOS Tahoe:ついにiPadに本格的なネイティブPDF機能が!

対応形式の広さではmacOS版が優勢、しかしiPadOS 26版も基本はしっかりカバー

対応しているファイル形式を見比べると、macOS版「プレビュー」のほうがカバー範囲は圧倒的に広く、特に一般的なiPadユーザーが扱わないような特殊なフォーマットにも対応している点が際立ちます。

そのため、iPadOS 26版の「プレビュー」はファイル形式の対応力ではやや劣るものの、日常的に必要とされる基本機能は十分に満たしており、実用面では大きな不便はありません。


成熟した「プレビュー」アプリ──Macで培われた軽快な体験をiPadへ

macOSにおける「プレビュー」は、重たいアプリを立ち上げることなく、ドキュメントを素早く確認できる最も手軽な方法として長年親しまれてきました。
ユーザーにとっては、時間もリソースも節約できる実用的なツールです。

一方で、iPadではもともと「アプリ中心」の設計思想が強く、こうした軽快な文書ビューアの必要性はそこまで高くなかったと言えるでしょう。
Apple自身が提供するソリューションはあまり洗練されておらず、代わりにGoodReaderのような他社製アプリがその役割を担ってきました。

しかし、iPadOS 26における「プレビュー」アプリの登場により、PDFフォームの入力や簡易的な文書編集を短時間で行える手段がようやくApple純正で実現されたのです。


macOS版ほどの即戦力ではないが、iPad版としては十分以上の完成度

macOS版「プレビュー」は、もはやOSの中でも不可欠な存在となっており、その即戦力ぶりは多くのユーザーにとって重要です。
それに比べると、iPadOS 26版は即時性という点でやや劣るかもしれませんが、それでも十分に印象的な完成度に仕上がっています。

「Macのように使いたい」と考えるiPadユーザーにとっては、非常に満足度の高い進化と言えるでしょう。

iPadOSにおける最大のアップデートではないかもしれませんが、macOSとの機能の差を埋める「機能パリティ(同等性)」を大きく前進させたアップデートであることは間違いありません。

 

 

0
      後コメント