Counterpoint Researchの最新データによると、Appleのスマートウォッチ「Apple Watch」の2024年の出荷台数は前年比で19%減少しました。これは、2年連続の年間減少であり、5四半期連続の出荷台数の下落となっています。
📉 地域別の出荷台数の減少
Counterpointの「2024年第4四半期の世界スマートウォッチ出荷台数トラッキングレポート」によると、Appleはインドを除くすべての主要地域で出荷台数が減少しました。
特に北米市場の落ち込みが顕著で、この地域はApple Watchの全世界出荷台数の半数以上を占めています。
🔎 出荷台数減少の要因
レポートでは、Apple Watchの出荷台数減少の主な原因として、以下の点が挙げられています:
1️⃣ Apple Watch SEの新モデルが未発表
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2022年第3四半期に登場したApple Watch SEは、発売以来非常に人気のあるモデルでした。
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しかし、2024年には新モデルの発表がなく、このセグメントの需要を満たすことができませんでした。
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特にエントリーモデルとしての役割が大きかったため、その不在が出荷台数の低迷につながりました。
2️⃣ Apple Watch Series 10のアップグレード不足
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2024年に発表されたApple Watch Series 10は、前モデルに比べて「実質的なアップグレード」が少ないと評価されています。
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消費者にとって買い替えの魅力が低く、販売台数の伸び悩みにつながったとされています。
3️⃣ Apple Watch Ultra 3の不在
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また、2024年にはApple Watch Ultra 3の新モデルも登場しませんでした。
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従来、Apple Watch Ultraシリーズは全世界の出荷台数の10%以上を占めていましたが、2024年第4四半期には8%以下に落ち込んでいます。
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特に、アウトドア向けや高耐久性を求めるユーザー層での需要が満たされなかったことが影響しています。
🏷️ 過去の成長から一転、明暗分かれるApple Watch
出荷台数の減少にもかかわらず、Appleは依然として高級スマートウォッチ市場で圧倒的なシェアを持っています。
しかし、今回の減少は、過去数年の成長トレンドに大きな変化をもたらしています。
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2021年:出荷台数は27%増加(成長ピーク)
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2022年:成長が止まり、前年比0%(停滞)
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2023年:10%減少(初の減少傾向)
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2024年:19%減少(減少幅が拡大)
特に2024年は、これまでの成長を大きく裏切る形で、2年連続のマイナス成長を記録しています。
🧐 私の考え
Apple Watchの成長が止まり、減少傾向にある理由の一つとして、新機種の魅力が以前ほど強くないことが挙げられます。
特に、2024年にはApple Watch SEの新モデルが登場せず、さらにUltraシリーズの刷新もなかったため、買い替え需要が減少しました。
また、スマートウォッチ市場自体が成熟期に入っており、初期のような急激な成長は難しくなっています。
次なる成長のカギは、Appleがヘルスケア機能やAR対応、さらにはAIとの連携をどこまで進められるかにかかっているでしょう。
