iPhone誕生20周年記念 —— Apple、AIメモリ技術「モバイルHBM」を導入か
ETNewsの報道によると、AppleはiPhone誕生20周年を記念して、複数の技術革新を開発中です。その中でも特に注目されているのが、**モバイル高帯域幅メモリ(HBM: High Bandwidth Memory)**の導入です。
モバイルHBMとは
HBMは、メモリチップを垂直に積層し、「シリコン貫通ビア(TSV: Through-Silicon Via)」と呼ばれる微細な垂直インターコネクト技術で接続することで、信号伝達速度を大幅に向上させる次世代メモリ技術です。現在、このHBMは主にAIサーバーで使用されています。GPUと連携し、AI処理を加速するため、業界では「AIメモリ」とも呼ばれています。
iPhoneへのモバイルHBM導入の可能性
Appleはこの技術をモバイルデバイス向けに改良し、モバイルHBMとしてiPhoneに搭載することを検討しているとのことです。モバイルHBMは、極めて高いデータスループットを実現する一方で、消費電力を抑え、RAMチップの物理的な占有面積も削減できます。
ETNewsは、AppleがiPhoneのGPUユニットにモバイルHBMを接続することで、デバイス上のAI機能を大幅に強化する計画があると伝えています。
大規模なAIモデルの推論と高精度なビジュアル処理に最適
この技術は、デバイス単体で大規模なAIモデルの推論(例:大規模言語モデルの処理や高度な視覚タスク)を実行する際に重要な役割を果たします。また、処理速度を向上させながらも、バッテリー消費を最小限に抑え、遅延を減少させる効果も期待されています。
サムスン電子とSK hynixと協議中
報道によると、Appleはすでに主要なメモリサプライヤーであるサムスン電子およびSK hynixと計画について協議を進めているようです。両社はそれぞれ独自のモバイルHBMのバージョンを開発中であり、Appleの次世代iPhoneへの搭載が現実味を帯びています。
AppleがモバイルHBMを導入することで、iPhoneはさらに高度なAI処理能力を持つデバイスへと進化する可能性が高まっています。これにより、20周年記念のiPhoneは大きな技術的進化を遂げることになりそうです。

