Apple、ゲーム専用アプリ「Apple Games」をWWDC 2025で発表か――ゲーム分野への本格参入を再び模索
長年にわたり、ゲーマーたちの間で“ジョークの的”とされてきたAppleだが、同社はゲーム業界への本格進出をあきらめていないようだ。新たな噂によれば、Appleがゲームに特化した専用アプリ「Apple Games」をWWDC 2025で発表する可能性が浮上している。
2025年6月のWWDCでは、iOSやmacOSなどApple全体のUI刷新やAIツールの発表が予想されているが、それに加え、ゲーム分野への新たなアプローチとしてこの専用アプリが登場するかもしれない。
Apple Siliconのゲーミング性能をアピールか
Bloombergの報道によれば、Appleはこの専用アプリを通じて、ゲーム市場における存在感とApple Siliconのゲーミング性能をアピールし、ゲーマーや開発者にAppleプラットフォームの可能性を訴求する意向だという。
このアプリは、iOS 19、macOS 16などの次期OSと同時に公開される予定とされており、仮称「Apple Games」と呼ばれている。なお、同時期にはAppleがゲームスタジオ「RAC7」(『Sneaky Sasquatch』の開発元)を買収したことも明らかになっており、ゲーム分野への本格的な動きが加速している印象だ。
現行のGame Centerを超える体験へ
現在のiOSでは、「Game Center」が一部対応ゲームのメニューからリーダーボードやトロフィーを確認できるにとどまっている。Apple Arcadeも提供されてはいるが、『What the Golf?』や『Fantasian』など一部を除き、目立ったヒット作は少なく、あくまで広告なしで遊べるサービスという立ち位置にとどまっている。】

それに対し、「Apple Games」は、App Storeのゲームセクション、Apple Arcade、リーダーボード、ゲームに関する編集記事など、複数のゲーム関連要素を統合するハブアプリになると見られている。Mac版では、App Store外からダウンロードしたゲームとの連携にも対応する可能性がある。
2024年10月にもこのアプリの噂は一度浮上しており、その際は起動ランチャーやゲーム紹介コンテンツ、iMessageやFaceTimeとの連携、デモ用App Clipの実装なども検討されているとされていた。
単なるニュースアプリにとどまらない価値を
Appleが本気でゲーミング分野で存在感を示すには、単なるニュース閲覧やアプリ起動用ツールでは不十分だ。リーダーボードやトロフィーに加え、リアルタイムのチャットやマッチメイキングといった機能が求められるだろう。
Appleは自社プラットフォームをコントロールできるという強みを持っており、開発者向けAPIを通じて、ゲーム内のチャットやマッチメイクをApple Gamesアプリに統合することも可能だと考えられる。
まだこのアプリの全貌は明らかになっていないものの、「Apple Games」がこれまでのGame Centerを超えた存在となることが期待されている。すでにゲーマーの財布をつかんでいるAppleが、今度は“心”もつかむことができるかどうかに注目が集まっている。
