Appleの外部リンク許可に関する差止命令の停止申立て、却下される

Appleの外部リンク許可に関する差止命令の停止申立て、却下される

Apple、外部リンク許可に関する差止命令の執行停止を求めた申し立てが却下される

Appleは、Epic Gamesとの「反ステアリング規則」裁判に関連する差止命令に対する控訴中であっても、アプリが外部リンクを使用してApp Storeの手数料を回避できるようにし続けなければならないことが明らかになりました。

カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所のイボンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ判事は、Epic Games対Appleの裁判において、Appleが「反ステアリング(外部誘導禁止)規則」を撤廃するよう命じた差止命令に対し、Appleが意図的に違反していたと認定しました。Appleは形式的には反ステアリング規則を削除したものの、その代わりに導入した新たな規則があまりにも厳しく、多くの開発者が実質的に利用できないものでした。

Reutersの報道によれば、Appleが控訴期間中にこの判決の執行を停止するよう求めた申し立ては、米国連邦控訴裁判所により却下されました。Appleはこの決定に対し「強く反対する」と表明しています。

この新しいルールにより、Spotifyなどの一部アプリは自社ウェブサイトへのリンクを設け、App Storeの外で代替決済手段を提供することが可能となりました。これにより、そうした販売に関してはAppleに対する手数料支払い義務がなくなります。

Epic Gamesは、この判決を自社にとっての「勝利」と位置づけています。たとえ、Epicが求めていた「自社App StoreのiPhone上での運営」は認められなかったとしても、iPhoneで『Fortnite』を動かし、V-Bucks(ゲーム内通貨)の外部購入リンクを設けることができるようになった点を成果と見なしています。

Appleにとっては、サービス部門の収益への打撃も懸念されますが、どれだけのユーザーが実際に外部リンク経由で決済を行うかは不透明です。アプリやゲーム内から外部サイトへ移動し、突然決済フォームの入力を求められるような体験に、ユーザーが戸惑う可能性もあります。

2025年のWWDC(世界開発者会議)がいよいよ月曜日から始まるこのタイミングは、Appleが開発者コミュニティへの支援姿勢をアピールするには決して良い状況とは言えません。表向きには開発者を支援すると宣言しつつ、裏では法廷で開発者と争っているという構図が露呈する形となっています。

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