中古iPhoneは本当に安い?iPhone17 Proは中古でも172,800円

iPhoneの値上がりが続くなか、中古iPhoneを選ぶ人が増えていると海外メディアが報じました。iPhone18 Proの最安モデルは219,800円で、5年前に発売されたiPhone13 Proの約1.8倍です。

しかし、比較的新しい中古iPhoneは高値で売られています。9月30日に新品と中古を比べると、1年前に179,800円で発売されたiPhone17 Proは、中古でも172,800円でした。新しいモデルほど、中古を選んだ際の差額は小さいといえます。

iPhone18 Proは13 Proの約1.8倍に

iPhone18 Proは256GBモデルが219,800円からで、2TBモデルは429,800円です。海外メディアは、こうした新品の値上がりを受けて、日本では中古スマホを検討する人が増えていると伝えました。

以下は、発売当時のiPhone Proシリーズ最安モデルの価格を比較したものです。

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モデル 発売 最小容量 発売時の価格(税込)
iPhone13 Pro 2021年9月 128GB 122,800円
iPhone14 Pro 2022年9月 128GB 149,800円
iPhone15 Pro 2023年9月 128GB 159,800円
iPhone16 Pro 2024年9月 128GB 159,800円
iPhone17 Pro 2025年9月 256GB 179,800円
iPhone18 Pro 2026年9月 256GB 219,800円

Proの最安モデルは5年で97,000円上昇

iPhone13 Proの122,800円とiPhone18 Proの219,800円の差を計算すると、5年で97,000円の値上がりになります。なかでもiPhone17 ProからiPhone18 Proへの1年の値上げ幅は40,000円で、5回の世代交代のなかで最大でした。

ただし、iPhone17 Pro以降は最小容量が128GBから256GBに増えています。97,000円の差には、容量が2倍になった分も含まれている点に注意が必要です。容量を考えずに価格だけを並べると、値上がり幅を大きく見積もることになります。

販売中のiPhone17も1年で30,000円上昇

値上がりしているのは新製品だけではありません。2025年9月に129,800円で発売されたiPhone17(256GB)は、2026年7月18日に142,800円へ上がり、9月10日にも値上げされて159,800円になりました。発売から1年で30,000円上がった計算です。

iPhone17 Proの256GBモデルも、7月18日に179,800円から194,800円へ値上げされたあと、9月10日に販売を終えています。Appleが新品で販売しているProモデルは、iPhone18 ProとiPhone18 Pro Maxの2機種だけになりました。

中古スマホの販売は7年連続で過去最高

新品が高くなるなかで、中古スマホの販売は伸び続けています。調査会社のMM総研によると、2025年度(2025年4月〜2026年3月)の中古スマホの販売台数は360.7万台で、前年度から12.4%増え、7年連続で過去最高を更新しました。

MM総研は、2026年度に396万台、2029年度には500万台を超えると予測しています。台数として集計されるのは店舗やインターネットで売り買いされた端末で、未使用品や、Apple整備済製品のような整備済品も対象です。家族や友人との間の売り買いは含まれていません。

中古スマホを販売するにこスマでは、Appleが値上げした2026年7月18日の注文数が、前日の約227%に増えました。iPhone14〜16の比較的新しいモデルが売れた割合も、1年前の約4倍です。新品が値上がりするたびに、1〜3世代前の中古へ買い手が移っている様子がうかがえます。

中古iPhoneも高値で新品との差は縮小

「新品が高いなら中古を選べばよい」と考える人は多いでしょう。ただし、発売から日が浅いモデルは、中古でも高値で売られています。Appleの新品と整備済製品、大手中古店イオシスの最安値を比べた結果は次の通りです。(2026年9月30日時点)

モデル 新品(Apple) Apple整備済製品 中古の最安値(イオシス)
iPhone18 Pro 256GB 219,800円 なし 217,800円(未使用品)
iPhone17 256GB 159,800円 なし 137,800円(Cランク)
iPhone17 Pro 256GB 販売終了(最終価格194,800円) なし 172,800円(Cランク)
iPhone16 128GB 139,800円 在庫なし 104,800円(Cランク)
iPhone16 Pro 128GB 販売終了 なし 127,800円(Cランク)
iPhone15 Pro 128GB 販売終了 119,800円 107,800円(Bランク)

中古の最安値は、注記のない通常品で比べました。ネットワーク利用制限が「▲」の商品や、バッテリーの最大容量が80%未満の商品は同じランクでも安く売られているため、比べる対象から外しています。

iPhone17 Proは中古でも172,800円

iPhone17 Pro(256GB)の中古は、最も安いCランクでも172,800円でした。1年前の発売時の価格との差は7,000円しかなく、値上げ後の最終価格194,800円と比べても22,000円の差にとどまります。

しかもCランクは、イオシスの基準で「経年劣化に該当しない傷、汚れなどのある」並品です。iPhone17 Proでも、外装のきれいなAランクは187,800円、未使用品は193,800円で、いずれも発売時の新品の価格179,800円を上回ります。

iPhone17(256GB)も同じ傾向で、Aランクの152,800円は新品の159,800円より7,000円安いだけでした。新品の値上げ後は比較的新しい中古iPhoneの需要も高まっており、発売から1〜2年のモデルは中古でも割安とはいいにくくなっています。

iPhone15 Proは整備済との差が12,000円

2〜3世代前のモデルで候補に加わるのが、Apple整備済製品です。整備済製品はAppleが点検と整備をして販売するもので、iPhoneには新しいバッテリーと外装が使われ、1年間の保証も付きます。

iPhone15 Pro(128GB)の場合、整備済製品は119,800円、イオシスの中古Bランクは107,800円で、差は12,000円でした。イオシスの中古品の保証は3カ月なので、バッテリーが新品になり保証が1年に延びる点に12,000円を払うかどうかが、判断の分かれ目になりそうです。

Apple整備済製品の在庫は日によって大きく変わり、9月25日にはiPhone15や16の整備済製品がまとめて入荷しました。9月30日の朝の時点で並んでいるのは、iPhone15シリーズの整備済製品だけです。

中古iPhone選びで確認したい点

価格だけで中古iPhoneを選ぶと、買ったあとに困ることがあります。まず、Apple Intelligenceに対応するのは、iPhone15 Pro、iPhone15 Pro Maxと、iPhone16以降のモデルです。中古で人気のiPhone15やiPhone14は対象外になります。

ネットワーク利用制限が「▲」の商品は、将来通信を制限される可能性があるぶん、イオシスでは同じランクより5,000円安く売られていました。同店は通信できなくなった場合も交換か全額返金に応じますが、ほかの店では同じ保証があるかを確かめてください。

保証の期間は、イオシスの中古品が3カ月、Appleの整備済製品が1年と大きく違います。中古を検討するときは、同じ日の新品や整備済製品と価格を並べ、差額が保証や状態に見合うかを確かめたうえで選ぶのがよさそうです。

Photo: Apple

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