ジョニー・アイブ氏とローレン・パウエル・ジョブズ氏、「テクノロジーには人類にふさわしい未来を」

ジョニー・アイブ氏とローレン・パウエル・ジョブズ氏、「テクノロジーには人類にふさわしい未来を」

ジョニー・アイブ氏とサム・アルトマン氏によるスタートアップ「io」は、2025年...
【2025年5月22日】OpenAIは本日、ジョニー・アイブ氏が共同創業したハードウェアベースのAIスタートアップ「io」を買収すると発表した。アイブ氏は過去2年間にわたり、OpenAIのCEOサム・アルトマン氏とともにioを手がけており、両者は今後、一連のAIデバイスを開発していく計画だ。 オープンAIが公開したビデオ映像で、アルトマン氏とアイブ氏は提携の経緯と、買収後に目指す製品について語った。アイブ氏は「この30年間で学んだすべてが、いまこの瞬間に向かわせてくれたと感じています。私たちが取り組んできたものは、想像力を完全に捉え返しました」とコメント。アルトマン氏は、最初のプロトタイプを自宅で試用した感想を問われ、「これほどクールなテクノロジーは世界でかつてなかった」と絶賛した。 アイブ氏は「現在私たちが使っている技術製品は何十年も前の発想に基づいており、これらを超えるものがあるはずだと考えるのは当然のことです」とも述べ、従来の「レガシー」製品を刷新する思いを示した。 ioには、アイブ氏とともにLoveFromを立ち上げた元Appleデザインチームのタン・タン氏、スコット・キャノン氏、エヴァン・ハンキー氏らが参加。2019年にアイブ氏が退社後、Appleでデザインを率いていたハンキー氏や、アイブ氏と協働歴のあるマーク・ニューソン氏もチームに加わる。ハンキー氏、タン氏、キャノン氏は買収後にOpenAIへ参画し、LoveFromはOpenAIの全デザイン業務を担う予定だ。 OpenAIは4月からアルトマン氏とアイブ氏との買収交渉を進めてきた。OpenAIはAI技術を、io はエンジニアリングを、LoveFrom はデザイン面をそれぞれ担当し、協業を進める。アルトマン氏は「コンピュータの使い方を根本から再構築する機会がここにある」と意欲を見せた。 過去の情報漏洩では、ioが画面を持たないスマートフォンのようなデバイスを開発中と伝えられているが、詳細はまだ明らかにされていない。Rabbit R1やHumane Ai Pinといった画面レスの音声AIデバイスは、これまで振るわなかった例もあるが、アイブ氏のデザイン力とOpenAIの技術力が組み合わされば、市場をリードする製品が生まれる可能性がある。 アイブ氏は「私たちはまさに新世代のテクノロジーの瀬戸際に立っており、それは私たちをより良い存在にしてくれる」と語った。 今回の買収は、Appleとの直接対決を意味する。AppleはAI開発で出遅れており、次の大きな一手が待たれている。一方で、OpenAIとアイブ氏による最初のデバイスは、従来のスマートフォンとは異なる何かになると期待されており、さらなる情報は2026年に明らかにされる見込みだ。 なお、ioの買収は規制当局の承認を条件としており、今夏の完了が予定されている。Bloombergによれば、買収額は65億ドルで、OpenAIにとって史上最大のディールとなる。

OpenAI、ジョナサン・アイブのAIスタートアップを買収し『コンピュータの使い方を完全に再構築』へ

【2025年5月22日】OpenAIは本日、ジョニー・アイブ氏が共同創業したハー...

ジョナサン・アイブ氏が語る、クリエイティブなチームの構築とデザインの理念

Appleで長年にわたり最高デザイン責任者(CDO)を務め、iPhoneやiMa...